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瓦の歴史は古い。 『日本書紀』には、588年、聖徳太子と蘇我馬子の招きで百済より「瓦博士」と呼ばれる技術者4名が 法隆寺屋根瓦製造のため来日したとある。 そして、日本の風土の中、瓦は「和」の表現に欠かせない建材となった。 越前窯は日本六古窯のひとつ。その技術を使って、白鳳時代以降、越前でも屋根瓦を茸いた寺院が数多く建立されている。
越前の知恵が
長い歴史の中、越前が守り伝えてきた正統の還元炎焼成は、凍てに強く、しかも優美な色調の「越前瓦」を産みだした。 「越前瓦」は耐水性に富み、丈夫ですべりにくく、しかも寒さに強い。 寒冷地という気象条件をあますところなく活かして、まさしく、越前という「地」の「恵」が 日本の誇る「知」の「恵」を産んだという表現にふさわしい。 しかも、渋く味わい深い色調は光の角度によりさまざまな変化を見せ、飽きない。機能と美が融合した産物である。
日本の知恵を産む。
「陶建材」がつくられ、「越前陶建材」は自然の中に優美に泰然と生きる。 そこには無理のない、歴史が育んだ知恵がある。 環境問題が人類共通の課題となっている昨今、科学や知識万能の時代は終焉を迎えようとしている。 知恵が求められている。 歴史の知恵に学ぼうという機運が高まっている。 「越前陶建材」もそのひとつとして、自信をもって未来に向かい、応えていきたいと考えている。
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